コバールトリイ®静注用をご使用になる患者さんとご家族へ

4.コバールトリイの副作用

重症の血友病A患者さんを対象としたコバールトリイの臨床試験で、主な副作用は、皮膚のかゆみでした。
気になる症状があらわれた場合は、すぐに主治医(医療機関)にご相談ください。

5.治療中に気をつけること

コバールトリイによる治療中に、ショック、アナフィラキシーが起こったり、インヒビターが発生する可能性があります。

ショック、アナフィラキシー

息苦しさ、めまい、ふらつき、吐き気などの症状がみられた場合には、コバールトリイの使用を中止し、すぐに主治医(医療機関)に連絡してください。

インヒビター

コバールトリイを使用しても、効果が十分でないと感じた場合には、すぐに主治医(医療機関)に連絡してください。

インヒビターとは

インヒビターは、補充療法で補う凝固因子を異物として認識し、そのはたらきを妨げる抗体のことです。
インヒビターができてしまうと、凝固因子の効果が弱くなってしまいます。