こんなときどうする?-治療と生活編-
- 監修: 広島大学病院輸血部 部長 藤井 輝久 先生
奈良県立医科大学附属病院小児科 教授 野上 恵嗣 先生
家庭注射で出たごみを捨てるとき
家庭注射で使用した物品や器具類の処分で気をつけることはありますか?
血液が付いた針などは廃棄物処理法に基づき医療機関で処理する必要があるものもありますので、かかりつけの医療機関に相談するのがよいでしょう。
参考までに一般的な分類方法を以下にご紹介します。
医療機関で処理する必要があるもの
- 使用済みの注射針(血液が付いた針)
「感染性廃棄物」として処理する必要があります。
専用の容器に入れて医療機関に持参してください。 - 使用済みの注射器、製剤びん、溶解液びん
医療機関の説明に沿って処理し、医療機関に持参してください。 - 未使用の注射針・注射器、使用期限切れの製剤
注射針など医療器具にも衛生上の使用期限がありますので、ご注意ください。特に製剤は、医療機関にて実際の患者さんの使用の有無を管理する必要があるため、使用期限切れの製剤も医療機関に持参してください。
自宅で廃棄可能なもの
- 上記以外の紙類(製剤の箱など)、ビニール類、消毒用アルコール綿など
自治体の分別ルールを守って捨ててください。